AI時代の選択肢は、自分で広げられる──Copilot Women AI実践リスキリングプログラム第一期生3人の挑戦

「自分の可能性を、自分で広げたい」──そんな想いを胸に、AI時代の到来とともに一歩を踏み出した女性たちがいます。

日本マイクロソフトの「Code; Without Barriers in Japan」とWomen AI Initiative Japanが共同で提供する『Copilot Women AI実践リスキリングプログラム』は、女性がAIスキルを実践的に学び、キャリアの可能性を広げるためのプログラムです。オンライン学習とコミュニティでの相互支援を通じて、Copilotの活用スキルを段階的に習得できます。

2025年11月に開催した第一期の受講者アンケートでは、「大変満足」「満足」の選択肢がある中で、全員が「大変満足」と回答し満足度100%を達成しました

今回は、第一期生として本プログラムを修了した3名の女性にお話を伺いました。

キャリアブレイクを経てからのキャリア再構築や、看護師からIT業界への転身、20年の公務員経験からのフルリモート勤務への挑戦など、それぞれのキャリアをたどる3人がなぜこのプログラムに参加したのか。そして、何を得て、これからどこへ向かうのか。リアルな声をお届けします。

※現在2026年2月開始の第2期生を募集中!(申込締切:2026年1月23日)。
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<プロフィール>
大木さん:派遣社員として独立行政法人で経理業務を担当。損害保険会社や家電メーカーでのカスタマーサポートを経て、10年間個人事業主として事業を行った後、現職。1969年生まれ、兵庫県在住。

高橋さん:人材紹介会社勤務。公務員として約20年勤務した後、フリーランスとして6年の経験を経て現職4年目。現在はフルリモート勤務。1975年生まれ、佐賀県在住。

夜久さん:情報通信企業でテクニカルCS業を担当。それまでは看護師として育児と仕事を両立。子どもの大学進学後、自身のキャリアを見直すタイミングでIT業界へ転身。1971年生まれ、兵庫県在住。

なぜ今、AIを学ぶのか──3人が感じた「危機感」と「決意」

 ▲プログラム修了第一期生:大木さん

ーーみなさんがプログラムに参加したきっかけを教えてください。

大木さん 派遣会社のDX講座を受講したことがきっかけでした。そこで「AI時代は人がいらなくなる」という現実を突きつけられ、強い危機感を覚えました。それならば「自分が使う側に回ろう!」と決意し、「Code; Without Barriers in Japan」(以下CWBJ)を受講し始めたのを機に、本プログラムについて知りました。

高橋さん 私も会社からの案内でCWBJについて知りました。会社がAI導入に力を入れているのですが、私自身も仕事でAIを使えるようになりたいという思いもありましたし、面白そうだとも感じていました。

CWBJで学んだことをきっかけに、少しずつ業務でAIを活用できるようになりました。現在の企画職はルーティン業務が少なく、壁打ちやメール文章、チャットの返信案で使っていましたが、もっとAIを活用できるようになりたいと模索していたところでした。CWBJの受講が終わり、さらに学びを深めたいと考えていたタイミングで今回のプログラムの案内があり、ためらいなく申し込みました。

夜久さん CWBJのメールでプログラムの案内を受け、即日申し込みました。それまで無料版のCopilotは使っていたのですが、機能制限が多く、「企業向けの本格的なCopilotを使いこなせるようになりたい」という思いがずっとありました。

本プログラムは実践に即した形でCopilotを学べるということで、「これだ!」と思い、迷わず参加を決めました。

ーープログラムに参加する前は、みなさんはどれくらいAIに触れていたのでしょうか?

大木さん 私は独立行政法人で2年半勤務していますが、CWBJ受講前はCopilotにもChatGPTにも触れたことがなく、AI初心者でした

民間企業と異なり安定した環境ではあるものの、情報管理を重視しDX化には慎重なので、少し焦りを感じていました。

高橋さん 私の会社はAIに力を入れているということもあり、AIを学ぶ機会はありましたが体系的には学べなかったため、CWBJを受講し学習をしました。

夜久さん 私は無料版のCopilotには触れていましたが、機能制限が多く、もどかしさを感じていました。もともと看護師としてITやAIとは縁のない仕事をしていたのですが、キャリアブレイク期間中に「自分のホームページを作りたい」と思い立ち、HTMLやCSS、JavaScriptを独学で学んでいた経験があります。

自分で調べて実践するスタイルが身についていたので、AIも本格的に学んでみたいという気持ちが強かったですね。

プログラムで得たもの──スキル、自信、そして仲間

ーープログラムではどのようなことを学び、具体的にどの点が役に立ちましたか。

大木さん 実務で活かせるような大量データを使って、ExcelやPowerPoint内でのCopilot操作を学べたことが非常に役立ちました。

課題提出までの2週間は、職場の共有ラウンジで自主的に毎日遅くまで作業してしまうくらい、どっぷりAIにハマってしまいましたね

高橋さん WordやExcel、PowerPointでCopilotをどう活用できるのか、具体的なイメージがもてる使い方を各カリキュラムで学べたことが良かったです。特にCopilotエージェントの作成やプロンプトの使い方の理解が深まり、自己流だった活用方法に自信が持てるようになりました。

WAIJのプログラムの受講前までは、「これで合っているのかな」と不安に思いながら使っていたのですが、プログラムを通じて使い方を学べたことで、実務で自信をもって使えるようになりました

夜久さん Copilotが搭載されたExcelやWord、そしてCopilot Chatの職場とWebの切り替え機能など、無料版では体験できなかった機能を実際に手を動かしながら学べたのは非常に役立ちました。特にリサーチツールやアナリスト、Frontierなどの機能には感銘を受け、「ここまでできるのか!」といった発見の連続でした。

ーー学んだスキルを、実際にどのように活用されていますか。

大木さん 今回のプログラムをきっかけに、仕事上で使うとある資料をPowerPointで作成してみたいと思い立ち、実際に作成しました。これまでPowerPointには苦手意識があったのですが、Copilotを学べた今「怖いものはない!」という気持ちで作成した結果、自分だけでなく、上司にも仕事で活用してもらえるほどの資料が作成できました!

最近は通勤時間中も毎日Copilotと対話しています。趣味のバンド活動での機材や音作りの相談をしたり、好きなメキシコのガールズバンドの情報をスペイン語メディアから収集したり、仕事だけでなく趣味にも学んだAIスキルを活かせています。

高橋さん Copilotエージェントで企画書作成のエージェントを作成し、叩き台レベルの企画書が作れるようになりました。また、アンケート調査用の質問設計専用エージェントも作成しています。

プログラムに参加したことで自信がつき、仕事でCopilot Studioの開発や実証実験にも積極的に参加しました。AIの知識をもっと深めたいと思い、Microsoftの認定資格「AI-900」の試験に挑戦して合格。その経験を活かしてAIアンバサダー制度に自薦で応募し、認定されました。こうした取り組みで“ちょっとAIに詳しい人”と思ってもらえるようになっています。

夜久さん 日々の業務でAIとの壁打ちを頻繁に行い、効果的なプロンプトを蓄積しています。現在の仕事はテクニカルCSなので、お客様への説明用スクリプトを作成する際にCopilotを活用したり、複雑な問い合わせ内容を振り返ってマニュアル化する際に壁打ちしたりと、学んだスキルがそのまま実務に活きています。

また、CWBJで開催される相談会のファシリテーターも担当しています。自分が学んだことを他の参加者に共有することで、理解がさらに深まっていると感じますね

ーー2025年11月開催のプログラムからこの短期間で、みなさんが既に成果を上げられているのは本当にすごいですね!このプログラムならではの価値は何だと感じますか。

高橋さん 高いモチベーションと同じ目的を持つ参加者と一緒に学べることは、とても貴重でした。このプログラムではみんなが同じ方向を向いているので、自然と会話が弾みましたね。

大木さん 私もそう思います。一人で学んでいると「これでいいのかな」と不安になりますが、仲間がいると安心感がありますね。講師にリアルタイムで質問できる環境も心強く、実際プログラム中にわからないことがあったとき、マイクをオンにして「ちょっといいですか」と質問させてもらったこともありました。

夜久さん 私は「実践的に学べる環境」が一番の価値だと感じています。無料版では体験できない企業向けの機能に実際に触れられたことで、「このスキルは本当に使える」という手応えを得られました。またコミュニティがあることで、一人で挫折しない仕組みになっているのも魅力ですね。

学びが拓く未来──それぞれの次のステージへ

▲プログラム修了第一期生:夜久さん

ーーみなさんの今後の展望についても教えてください。

大木さん 現在の派遣会社では今年の秋に契約満了を迎えます。それまでの間、できる限り社内で成果を出し続けたいと思っています。

これまでいろんなキャリアを積んできましたが、どの環境においても人と人との関係性を大切にしてきた自負があります。自分のこれまでの経験と人との関係性という武器に、学んだAIスキルをかけ合わせ、成果につなげていきたいです。

高橋さん もっとAIを使う仕事がしたいという気持ちが強くなっています。現在の仕事ではAIの使用場面が限られていて、もどかしさを感じることもあります。そこで最近、副業を始め、プログラムで学んだAIスキルを活かせる場を自分で広げていこうと前向きに取り組んでいます。

夜久さん 最終的にはIT関連の研修講師になることが目標です。CWBJを受講する中で、経験ゼロからスタートしてトレーナーになった方の存在を知り、「私にもできるかもしれない」と思えたことが大きかったですね。

今回のWAIJとの共同プログラムで学んだCopilotの操作スキルは、現在のテクニカルCS業務でも、将来目指している研修講師業務でも付加価値を提供できると考えています。講師としての副業も検討しながら、目標に向かって邁進しているところです。

ーー最後に、プログラムへの参加を検討している方へメッセージをお願いします。

大木さん AIへの興味や現状への危機感を少しでも感じている方がいれば、まず一歩を踏み出してみてください。私もAI初心者で最初は不安でしたが、適切な学習機会を選べば確実にスキルは身につきますし、今や仕事だけでなく趣味にまでAIを活用するほどになりました。

仲間と一緒に学べる環境があることで、きっと続けられると思います。

高橋さん 私自身大きな悩みを抱えていた中で、テクノロジーに救われた経験があります。私も家族も、テクノロジーの活用によって生きる選択肢が増え、未来を掴めています。

キャリアにおいて何かしらの制約を抱えている人は多いと思いますが、そんな方にとっていろんな選択肢があることを伝えたいです。これからも私は、AIなど最新のテクノロジーを学びながら、家族や自分自身の状況に合わせた働き方を続けることで、いろんな選択肢を発信していきたいと考えています。

夜久さん 年齢に関係なく学び続けることは必要だと感じますが、特に30代くらいの子育て世代の女性にこのプログラムをおすすめしたいです。過去の私自身もそうでしたが、育児との両立で仕事を一旦お休みしている方や、キャリアに悩む女性も、スキマ時間に自分のペースでAIを学んでおくことで今後の再就職やキャリアの再構築の強い味方になると思います。

私自身もまだまだ勉強中ですが、AIに使われるのではなく、AIを使いこなせる人材を一緒に目指しましょう!

【Copilot Women AI実践リスキリングプログラム 第2期 募集概要】

本プログラムは、無料のオンライン基礎講座(Pre-Stage)を経て、有料の実践演習(Stage1)、さらに審査制の実案件参画(Stage2)へとステップアップする3段階構成です。

対象:Pre-Stage修了済みの社会人女性(職種・業界問わず)
形式:オンライン
受講料:22,000円(税込)
定員:20名
開催日時:第1回 2026年2月14日(土)13:00-17:00/第2回 2026年3月7日(土)13:00-17:00
申込締切:2026年1月23日(金)

※Pre-Stageの修了証の提出が必要です。

▼『Copilot Women AI実践リスキリングプログラム』の第2期生のお申し込みはこちら

https://women-ai-initiative.jp/cwbj-waij


取材・文/ 平 理沙子 編集/Naoko Kubota


Women AI Initiative Japanは、AI時代を生きるすべての女性が自分らしくキャリアを築き、可能性を広げるためのコミュニティです。最新のAI活用事例やキャリアストーリーを共有し、共に学び、成長する場を提供しています。

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