AI時代の女性起業家必見!事業計画書テンプレ&プロンプト大全

起業を考えたとき、多くの女性が最初に直面する壁──それが「事業計画書づくり」です。

テンプレートを開いてみても、
「これを私の事業にどう落とし込めばいいの?」
「そもそも何から書き始めればいいのか分からない…」

と、手が止まってしまった経験はありませんか?

でも実は、この“最初の難所”はAIを味方につけることで一気に乗り越えられる時代になりました。
あなたの頭の中にあるアイデアを整理し、言語化し、形にしてくれる——そんな強力なサポーターとしてAIをぜひ活用しましょう。

今回は、事業計画書の作成をスムーズに進めるための、実践的でそのまま使えるプロンプトを5つご紹介します。

こんな方におすすめの内容です

・事業計画書を作りたいけど、何から書けばいいかわからない

・テンプレートを見ても、自分のビジネスにどう当てはめればいいか迷う

・融資や補助金申請に必要だけど、文章を書くのが苦手 ・本業が忙しくて、計画書作成に何日もかけられない

あなたの事業計画書の作成を助けるプロンプトを紹介!

本来、事業計画書は融資・補助金・投資家向けのプレゼンなど、ビジネスの鍵となる重要な書類。ですが、多くの方が最初につまづくポイントでもあります。

そこで力を発揮するのがAI。ポイントは 「AIに何をどう聞くか」、つまりプロンプトです。これが整えば、初心者でも短時間で質の高い事業計画書を作ることができます。

ここからは、AIを使って最短で事業計画書を仕上げるためのステップと、実際に使えるプロンプトをご紹介します。

AI活用ステップ1:事業計画書の基本構成を理解する

まずは、全体像をつかむところから始めましょう。事業計画書は「何を書くか」がわかれば、一気に書きやすくなります。以下が、どんな業種でも共通して使える基本の構成です。

・事業概要 
どんなビジネスをするのかを一言でまとめる部分。

・ミッション・ビジョン
その事業をなぜやるのか、どんな未来を目指すのかを示す部分。

・ターゲット(ペルソナ)
お客様像を具体的に描くことで、誰に届けるのかを明確にする部分。

・市場分析 市場の大きさ、トレンド、顧客ニーズを整理して事業の可能性を示す部分。
競合分析 同じ市場のライバルを調べ、自分の違いや勝てるポイントを見つける部分。

・商品・サービス内容(WHAT)
何を提供するのか、どんなサービス・商品なのかを具体的に説明する部分。

・提供価値・USP(WHY)
なぜあなたのサービスが選ばれるのか、その独自価値や強みを言語化する部分。

・収益モデル
どのようにお金を得るのか、売上の仕組みを説明する部分。

・マーケティング戦略
どのようにお客様に届け、購入につなげるか、その流れを示す部分。

・実行計画 
事業をいつ・どの順番で動かすか、具体的なスケジュールをまとめる部分。

・収支計画
売上の予測、経費、利益など、お金の動きを数字で示す部分。

・リスクと対策
起こりうる問題や失敗ポイントを想定し、それにどう備えるかを書く部分。

◾️コピペ用プロンプト

あなたは事業計画書作成の専門家です。
私は【あなたの事業内容:例)ハンドメイドアクセサリーのオンライン販売】の立ち上げを検討しています。
以下の情報をもとに、事業計画書の全体構成(章立て)と各章に記載すべきポイントを作成してください。
【ターゲット顧客】(例:30代女性、オフィスワーカー)
【ターゲットが抱える課題】(例:量産品では満足できず、自分に合うデザインが見つからない)【提供する価値】(例:手頃な価格でオリジナルデザイン)
【販売方法】(例:Instagram集客→自社ECサイト)
【初期投資予算】(例:30万円)
【目標月商】(例:3ヶ月後に月10万円)

◆ 出力条件
1. 事業計画書の全体構成(章立て)を提示すること
2. 各章で「書くべきポイント」を箇条書きで示すこと
3. 初心者にもわかる文章例(サンプル文)を各章につけること
4. 内容は提供した情報を必ず反映すること
5. 専門用語を使わず、ていねいでわかりやすい説明にすること
以上を踏まえて作成してください。

AI活用ステップ2:各項目をAIで深掘りする

全体構成ができたら、各項目をAIで詳しく作り込んでいきます。特に重要な4つの項目について、すぐ使えるプロンプトを用意しました。

◾️コピペ用プロンプト

あなたは市場調査と事業戦略の専門家です。
私は【事業内容】での起業/事業立ち上げを考えています。
以下の情報をもとに、「市場の全体像」と「私のサービスが市場でどのように戦えばよいか」を踏まえた市場分析を作成してください。
【事業分野】(例:ハンドメイドアクセサリー市場)
【提供するサービス・商品内容】(例:オリジナルデザインのピアス・ネックレスのオンライン販売)
【ターゲット顧客】(例:20〜30代女性、オフィスワーカー、プチプラよりもデザイン性重視)
【価格帯】(例:1点3,000〜8,000円程度)
【想定しているポジション】(例:量産品より高いが、百貨店ブランドより手に取りやすい中価格帯)
【自分のサービスの強み・特徴】(例:一点ものデザイン、作家ストーリー、ギフト需要にも対応)
【想定している競合や似ているサービス】(例:minne・Creemaの人気作家、ZARAのアクセサリーなど)
【市場分析で特に知りたいこと】(例:どの価格帯が伸びているか/オンライン販売で伸びているチャネル など)
以上をふまえて、以下の内容を分析してください。

市場規模と成長トレンド
主なターゲット層の特徴と購買行動(※上記ターゲットとの関係性も含めて)
市場における課題やニーズ(ターゲットが感じている不満・不便など)
今この市場に参入することのチャンス(参入の好機となる理由)
私のサービスが市場の中で取りうるポジション(立ち位置)の提案
想定競合と比べたときの「戦い方の方向性」(どんな価値で勝負すべきか)
さらに自分で調べるべきキーワード・データの例(リスト形式で)

◆ 出力条件
・事業計画書にそのまま記載できる「文章形式」で書くこと
・「市場全体の説明」と「私のサービスにとっての示唆」を分けて書くこと
・可能な範囲で、具体的な数字・データ・根拠(※推定の場合はその旨も明記)を含めること
・章立て(見出し)をつけて整理して書くこと
・一般的な内容だけで終わらず、必ず入力した私のサービス内容に紐づけたコメントを入れること
以上を踏まえて分析してください。

2.競合分析のプロンプト

◾️コピペ用プロンプト

あなたは競合分析とポジショニング戦略の専門家です。
私は【事業内容】での起業を予定しています。
以下の情報をもとに、私の事業に関連する主要な競合3〜5社を特定し、分析してください。
【提供する商品・サービス内容】(例:ハンドメイドアクセサリーのオンライン販売)
【ターゲット顧客】(例:20〜40代女性。プチプラよりもデザイン重視)
【価格帯】(例:3,000〜8,000円)
【ビジネスモデル/販売方法】(例:Instagram集客→自社ECで販売)
【私のサービスの強み・特徴】(例:一点もの・世界観・作家ストーリーが魅力)
【競合として想定しているブランド・サービス】(例:minne人気作家/Creema作家/ZARAアクセサリー など)
【競合分析で特に知りたいこと】(例:価格帯の違い/見せ方の工夫/ファン化のポイント など任意)

■ 以下の観点で競合3〜5社を分析してください。
各競合の強み・弱み
価格帯とターゲット層
どのような価値で勝負しているか(デザイン、価格、ブランド力など)
私のビジネスが差別化できるポイント(競合との比較で)
※分析結果は表形式でまとめてください。
そのうえで最後に、「私の事業は市場でどのような勝ち筋(戦い方)を取ればよいか」を、根拠つきで提案してください。

◆ 出力条件
・表形式でわかりやすく整理すること
・入力情報に基づいた“個別性のある”分析にすること(一般論NG)
・最後に差別化戦略を文章でまとめること
・初心者にも理解しやすい説明にすること

3.収支計画のプロンプト

◾️コピペ用プロンプト

あなたは財務計画と収支シミュレーションの専門家です。
以下の条件をもとに、12ヶ月間の収支計画(売上・経費・利益)を作成してください。
【事業内容】
【初期投資額】
【商品単価】
【想定販売数(月間)】
【主な経費項目】(例:材料費〇%、広告費〇円、発送費〇円 など)

◆ 出力要件
1. 月別の「売上・変動費・固定費・営業利益」を表形式で提示すること
2. 経費は「固定費」「変動費」に分けて計算すること
3. 初期投資額は初月に計上すること
4. 各数値の算出根拠を簡潔に説明すること
5. 年間合計の売上・利益・利益率をまとめること
6. 損益分岐点売上高(BEポイント)を式とともに計算すること
7. 初心者にも理解できるよう専門用語は使いすぎず説明すること
以上を踏まえて、収支計画を作成してください。

4.事業計画書作成のプロンプト

◾️コピペ用プロンプト

あなたは事業計画書作成に精通したビジネスコンサルタントです。
私は【事業内容】で起業を考えています。
以下の情報をもとに、私の事業の「強み」と「独自の価値」を論理的に分析してください。
【私のスキル・経験】
【この事業を始めたいと思った理由】
【ターゲット顧客が抱える悩み】
【競合にはない私ならではの特徴】

◆ 出力要件
1. 最初に私の事業の「強み」を箇条書きで整理すること
2. 次に私の事業の「独自の価値(USP)」を明確に言語化すること
3. 競合と比較したときの優位性を、根拠つきで説明すること
4. 事業計画書に使える
   ・「事業概要」文章(150〜250字)
   ・「競争優位性」文章(150〜250字)をそれぞれ作成すること
5. 初心者にもわかるよう、専門用語を使いすぎず簡潔に書くこと
以上を踏まえて分析と文章提案を行ってください。

よくある失敗と解決法

Q1. AIの出力が一般的すぎて、自分のビジネスに合わない

AIが汎用的な内容を返してしまう一番の理由は、入力する情報が少ないことです。例えば、事業内容だけを書いて「市場分析して」とAIに投げても、「市場全体の説明」しか返せません。そこで必要なのが「具体的な情報」と「あなたの仮説」です。そのためのポイントをご紹介します。

❶ まずは、情報量を増やす

AIに深い分析をさせるためには、以下の情報が必要です。

• 事業内容

• ターゲット顧客

• 価格帯

• 強み・特徴

• 想定している競合

• 自分のビジネスで「知りたいこと」

• いま持っている仮説

これらが揃って初めて、AIは「あなたの前提に合った分析」ができるようになります。

❷ 例で見る「悪いプロンプト」と「良いプロンプト」

・悪い例

「私はアクセサリー販売をします。市場分析をお願いします。」

これではAIは「アクセサリー市場全体」を説明するしかできず、一般論しか返ってきません。

・良い例

事業内容:ハンドメイドアクセサリーのオンライン販売
ターゲット:20〜30代女性。手頃な価格でデザイン性を求めている
価格帯:3,000〜8,000円
競合:Creema人気作家・ZARAなどの量産アクセ
強み:一点もの/作家ストーリー/ギフト需要
仮説:量産アクセとの差別化は“世界観”で勝負できるのでは?

知りたいこと:

・この価格帯が伸びているか?

・SNS集客と相性が良い層は?

こう書けば、AIはあなたの仮説が妥当か、強みをどこにぶつけるべきか、市場のどの部分がチャンスなのかを踏まえた分析を返してくれます。

❸ ポイント:AIを「壁打ち相手」として使う

AIは「あなたの頭の中の仮説」がないと深掘りできません。だからこそ、“私はこう思うけど、実際どう?”と壁打ちする感覚で使うのがおすすめです。

Q2. 数字の根拠がなくて不安

市場分析をしていると「この数字は本当?」と不安になることがあります。そんなときに使えるのがこちらの一文です。

「可能な範囲で根拠となるデータや出典も提示してください。」

AIは、統計データや推定値の出どころを説明してくれます。

そのうえで、

• 経済産業省

• 中小企業庁

• 総務省統計局

などの公的データで裏付けを取れば、事業計画書の信頼性が一気に上がります。

Q3. 計画書を作っても、これで良いのか自信がない

完成した計画書をAIに

「この事業計画書を審査員の視点でレビューして、改善点を指摘してください」

と依頼すると、客観的なフィードバックが得られます。

事業計画書はあなたの夢を実現するための設計図

事業計画書は、あなたのビジネスの「設計図」です。AIを味方につければ、初めてでもプロ級の計画書を作ることが可能です。まずは1つのプロンプトから試して、あなたの夢を形にする第一歩を踏み出してみてください。

もっとAI活用を深めたい方は、女性向けAI活用コミュニティもぜひチェックしてみてくださいね。

Women AI Initiative Japanは、AI時代を生きるすべての女性が自分らしくキャリアを築き、可能性を広げるためのコミュニティです。最新のAI活用事例やキャリアストーリーを共有し、共に学び、成長する場を提供しています。

▶︎ コミュニティ参加はこちら

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執筆  新島 麻生/編集  Naoko Kubota/監修 亀田 重幸